【注意喚起】Windows Updateの適用によってWindows PCが起動できなくなる事象について

弊社はOPTiM Biz販売パートナーとして、製品開発元である株式会社オプティムから提供された情報を掲載しております。

平素はオプティム製品及びサービスをご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

現在、2025年6月11日に配信されたWindows Updateにおいて富士通・マウスコンピューター・GIGABYTE製等のPCで、該当する更新プログラムが適用されると、BIOSの起動が阻害されてしまい、Windowsが起動できない状態となってしまうことが確認されています。

本通知では、暫定的な運用回避方法として、OPTiM Bizを活用して、当該アップデートが未適用の端末に対してWindows Updateの適用を延期する方法をご提案いたします。

既に事象が発生している機器の復旧手順ではなく、暫定的な回避策となりますので、本件に対する機器毎の復旧方法などについては、株式会社オプティムでサポートすることができません。
端末の購入元やメーカーにご確認いただきますよう、お願い申し上げます。

今後ともお引き立ていただけますようお願い申し上げます。


■1. 発生事象

◆1.1. 不具合が発生していると告知があった機器の例
・GIGABYTE
 ・G5シリーズ(ノートPC)
 ・G6シリーズ(ノートPC)
 ・G6Xシリーズ(ノートPC)
 ※GIGABYTEが復旧方法を公開しました。
・富士通
 ・ESPRIMOシリーズ(2015~2016年発売のデスクトップPC)
 ・CELSIUSシリーズ(2015~2016年発売のデスクトップPC)
・マウスコンピューター
 ・mouse A5 / B5 / F7 / K5 / K7(ノートPC)
 ・DAIV S4 / R6 / 4N / 5N(ノートPC)
 ・MousePro C4 / G4 / L5(ノートPC)
 ・G-Tune E4 / E5 / P5 / P7 (ノートPC)
 ※マウスコンピューターが不具合の影響を受けた一部PCを修正するBIOSを公開しました。
・Clevo / Sager
 ・NP70RNJS、NP50PNJ、NP70PNJ、NH50AC (ノートPC)
・ASUS
 ・X550VX (ノートPC)
・Microsoft
 ・Surface Hub v1
 ※日本時間で2025年6月17日に、この環境に不具合が発生しない代替更新プログラムが配信されました。
・エプソン(EPSON)
 ・Endeavor NA711E (ノートPC)

◆1.2. Microsoftからのアナウンス
・Surface Hub v1に対する代替更新プログラムが配信されましたが、不具合の修正方法はまだ案内されていません。
※株式会社オプティムで調べた限りでは、上記メーカー製PCでPCまたはWindowsが起動しなくなったとの報告を確認しております。上記以外のメーカー・製品でも影響を受ける可能性もございます。


■2. 延期方法

◆2.1. OPTiM BizによるWindows Updateの延期方法

  1. [設定]→[Windows]→[セキュリティ] →[システムセキュリティ]
  2. 変更する設定を選択し、「編集」
  3. 「Windows Update」内「品質更新プログラムの延期日数」の「設定」にチェック
  4. 入力欄に延期日数を 0 以上 30 以下の半角数字で入力
  5. 「保存」
  6. 機器に割り当て、同期する

「管理サイト リファレンスマニュアル」586ページにも記載しております。
https://biz3.optim.co.jp/dist/Manual/ja/ManagementSite_Reference.pdf#page=586

◆2.2. OPTiM Bizを利用しない場合の延期方法(Windows 11の場合)

  1. Windows PCのスタートメニューから[Windows Update]を選択
  2. その他オプション:更新の一時停止から、1-3週間一時停止するを選択
    ※OSによっては表示が異なる場合があります
    ※MDMや資産管理ツールなどのポリシーで手動変更が禁止されている場合もあるため、ご注意ください