iPhoneのiOSアップデートは必要?メリット・デメリットを解説​

iPhoneを利用している際に頻繁に行われるiOSアップデート。
最新のソフトウェアに更新することは重要ですが、「アップデートって具体的に何?」「アップデートをスキップすると何が起こるの?」という疑問を持つ人も少なくありません。

そこで、今回はiPhoneのアップデートの基本に加えて、アップデートをスキップした場合の影響についても解説します。​

iPhoneのアップデートに関する基本情報

iPhoneのアップデートは、iPhoneの内部ソフトウェアを最新の状態に更新する機能です。Appleが新しい機能を追加したり、不具合を修正したりします。しかし、アップデートとは具体的に何なのか、と疑問を抱く人もいるでしょう。そこで、まずはアップデートの基本を解説します。​

iOSとアプリのアップデートの違い

アップデートには、iOSのソフトウェアアップデートやシステムアップデートと呼ばれる複数の種類があります。Androidスマートフォンでも同様の呼び方があり、Apple製品の場合はiOSアップデートと呼ばれています。iOSのアップデートは、iPhoneそのものを動かすのに必要なソフトウェアの更新です。​iOSアップデートとは、iPhoneやiPadなどのApple製品のソフトウェアの更新であり、iOSとアプリのアップデートは別物です。
一方、アプリのアップデートは、ゲームやLINEなどのアプリごとの更新です。​今回解説するのは、iOSのアップデートであり、iOSとアプリの更新は内容が異なるため、混同しないように注意しましょう。​

アップデートのタイミング​

iOSアップデートはAppleが定期的に無償で提供し、設定によっては自動的に実行されることがあります。そのため、気づかずにアップデートが行われることもあります。自動アップデートの場合、通常は夜間に行われます。ただし、iPhoneが充電器に接続されており、Wi-Fiに接続されていない場合に限り、実行されます。​
一方、手動でアップデートする場合は、ユーザーが任意のタイミングで実行できます。ただし、アップデート完了までに30分から60分ほどの時間がかかります。アップデート中はiPhoneの操作ができなくなるため、十分な時間がある時に実行することをおすすめします。​

iOSアップデートのメリット・デメリット

iOSアップデートについて理解しても、気になるのは「果たしてアップデートを行うべきかどうか」という点ですね。ここからは、iOSアップデートの利点と欠点について解説していきます。利点と欠点を把握することで、アップデートすべきかどうかの判断ができるようになります。


アップデートの主な利点は、新機能の追加です。iOSアップデートには、大規模なアップデート(例:iOS 17)と、​
小規模なアップデート(例:iOS 17.3.1)があります。特に大規模なアップデートでは、多くの新機能が追加される傾向があります。
例えば、2023年9月にリリースされたiOS 17では、連絡先ポスターやLive留守番電話、絵文字ステッカーの追加など、ユーザーにとって便利で楽しい機能がいくつも追加されました。さらに、2024年6月にはiOS 18が発表されました。アップデートを行う前に、新機能を確認してから判断することをお勧めします。


もう一つの利点として、iOSアップデートを行うことによりセキュリティが向上し、より堅牢になることが挙げられます。インターネット上では毎日新種のウイルスが登場し、そのバリエーションは増加の一途をたどっています。さらに、ハッカーたちの技術も日々進化しています。iOSをアップデートすることで、セキュリティ機能を強化し、そのような不正アクセスから情報を守ることができます。​


個人差がありますが、アップデートによる使用感の変化をデメリットと感じる方もいます。​アップデートに伴い操作方法が変わることや、使いづらくなることがあるため、使用感に変化が生じることがあります。特にiPhoneの操作に不慣れな方にとっては、アップデートによって使用感が変わることがストレスの原因になることがあります。​


iOSアップデートに伴う不具合は、アップデートの潜在的なデメリットです。開発者は公開前にテストと修正を重ねますが、予期せぬ不具合が最終バージョンに残ることもあります。​
アップデートは利便性向上を目的としていますが、時には不具合が発生することもあり、これはアップデート後によく見られる現象です。アップデートを慎重に行いたい場合は、実施前に他のユーザーのレビューをチェックすることをお勧めします。​

iOSアップデートをしないとどうなるのか​

メリットがある一方で、デメリットが生じる可能性もあるiOSアップデート。ですが、アップデートをしないでいるとどうなるか、という点も気になりますよね。iOSアップデートをしないとどのような影響があるのかも解説します。

セキュリティトラブルの恐れがある​


iOSアップデートには、セキュリティを強化する機能が含まれています。古いバージョンのままにしておくと、ネット上のウイルスや不正アクセスに対して脆弱な状態になる可能性があります。最新のアップデートを適用しないことで、新しいネットウイルスや不正行為に対処できず、予期せぬトラブルにつながる可能性があります。​

最新機能が使えない​


セキュリティの心配よりはそれほど深刻な問題ではないかもしれませんが、アップデートを怠ると最新の機能を利用できないという課題が生じます。新しい機能を使えないことで、人とのコミュニケーションや周囲の人たちとのつながりに支障が出ることもあります。​

また、iOSが古いままだと一部のアプリが正常に動作しなくなるかもしれません。アプリもiOSに合わせて更新されているため、iOSが古いままだとアプリがうまく動かなくなる可能性もあるのです。​

アップデートに失敗するとどうなるのか​

時折、iOSアップデートが失敗することがあります。今回は、アップデートが失敗した場合の症状について説明します。以下の症状が発生した場合は、アップデートが失敗したと考えてください。​ここでは主にどのような状態になるのか例をご紹介します。

リンゴループのトラブルの恐れ​

通常、iPhoneを起動すると、Appleのアイコンであるリンゴのマークが表示され、その後にホーム画面が表示されます。しかし、リンゴループとは、リンゴのマークが表示された後に、ホーム画面に移行せずに画面が暗くなり、再びリンゴのマークが表示されるという状態が続くトラブルのことです。​
この症状が発生すると、iPhoneの操作ができなくなり、状況が改善されることはありません。リンゴループを解消するためには、最悪の場合、初期化が必要になることもあります。そのため、アップデートを行う前には、バックアップを取っておくことが重要です。​

リカバリーモードになる​

アップデートが失敗すると、リカバリーモードに移行する可能性があります。リカバリーモードでは、黒い背景に「support.apple.com/iphone/restore」という文字とLightningケーブルが表示され、iPhoneの操作が制限されます。これは、リンゴループと同様に、操作ができなくなる深刻な状態です。​

リンゴループとリカバリーモードは、アップデート失敗の主な症状です。その原因は様々であり、「アップデートに必要なストレージ容量の不足」「アップデート中に電源が切れた」「Wi-Fiの不安定な通信状況」などが挙げられます。これらの問題が発生した場合、最悪の場合iPhone内のデータが消去され、初期化されてしまう可能性があるため、常にバックアップを取る習慣を心がけましょう。​

アップデートは早めに実行しましょう​

iOSのアップデートにはメリットとデメリットがありますが、可能な限り早めにアップデートを行うことが推奨されます。最新機能を利用できるだけでなく、セキュリティ面での利点も大きいためです。​

スマホやタブレットのビジネス利用には、セキュリティ対策が必要不可欠​

スマホやタブレットなどのスマートデバイスは、ビジネスにおいて必須のツールとして使われています。これらのデバイスは便利ですが、盗難や紛失といったリスクによって情報漏えいの問題が増加しています。​顧客の個人情報や、社内システムへアクセス権限があるモバイル端末が悪意ある第三者の手に渡り情報漏えいが起こった場合、損害賠償金をはじめとする金銭的な影響だけでなく、社会的信用や企業イメージの失墜などにもつながります。

こうしたリスクに対処するために、「MDM(Mobile Device Management)」のソリューションである「Optimal Biz(オプティマルビズ)」が提供されています。Optimal Bizによって、モバイル端末を安心してビジネスで活用する環境を整えることができます。​

Optimal Bizとは?

「Optimal Biz(オプティマル ビズ)」は、Optim社の提供するMDMサービスの名称です。ビジネスに必要な端末管理とセキュリティ対策を簡単に行えるMDMサービスで、日本のMDM市場では13年連続でトップのシェアを誇ります。

iOS、Android、Windows、Macなどの多様なOSに対応しており、スマートフォンやタブレット、PCなどの端末のセキュリティ対策を行うことができます。端末の設定制限やパスワードポリシー、アプリ管理、位置情報取得、端末初期化などの機能を備えています。さらに、Google社やApple社とも連携して、高度な端末管理を実現しています。

OptimalBizならスマートデバイスのOSアップデートも管理できます!​

OSアップデートのタイミングを、管理している端末すべて一括で指定出来たら便利なのに…。

社内の端末を管理しているとそのように考えることも少なくありません。各従業員にOSのバージョンアップを任せると、うっかり更新を忘れてしまう可能性も出てきます。​新しいOSバージョンはセキュリティが向上しているのでアップデートを行って欲しいというのが管理者側の意見ですが、各従業員が自己判断でOSアップデートを行った結果、業務アプリの改修が間に合わずに最新のOSに更新した途端、​動作しなくなるというトラブルが発生する可能性もあります。

OSアップデートによるセキュリティ面や業務アプリの動作確認など、運用やサポートの効率化のために社内のOSバージョンは統一する必要があります。​通常、OSのアップデートはデバイスから​推奨されてしまい、OSの更新タイミングをコントロールすることは困難です。​そんなお悩みを抱えている場合、OptimalBizの「OSアップデート管理」がとても便利です。​

OptimalBizの便利な「OSアップデート管理機能」

管理者の課題として挙げられる「運用やサポートの効率化のための社内のOSバージョンを統一」そんな時に便利なのがOptimalBizのOSアップデート管理機能です。この機能は管理者が指定した方法で管理しているデバイスのOSをアップデートすることが出来ます。​また、利用者の判断で最新版のOSにアップデートすることを抑止します。​OSごとに抑止可能な期間や強制力が異なります。​OSアップデート管理機能は従業員がバージョンアップを見落とすリスクを軽減し、企業のセキュリティを強化するだけでなく、業務効率も向上させる重要なツールです。

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進化するOSに迅速に対応することで、最新の機能やセキュリティ対策を活用し、企業の競争力を高めることができます。 MDMを利用したOSアップデート管理を導入することで、従業員の負担を軽減し、システムの安定性を確保しながら、最新の技術を利用した効率的な業務を実現できます。​

OptimalBizの「OSアップデート管理機能」各OSへの対応機能一覧

提供機能\OSiOS/iPadOS​Android​Windows​macOS​
提供機能 OSアップデート機能○​○​○​×​
OSアップデート遅延機能○​○​○​×​
​OSアップデート機能対応バージョンiOS 12.3 以上​Optimal Biz 動作環境に準じます。​Optimal Biz 動作環境に準じます。​制御機能はありません。​
前提条件監視モード​Device Owner Mode​なし​
機能内容OSアップデートの動作方法を下記3つから選択できます。​

1. OSのダウンロードまたはインストール​
2. OSのダウンロードのみ​
3. ダウンロード済みのOSをインストール​
OSアップデートの契機を下記3つから選択できます。
※​OSのアップデートを停止することはできません。​

1. OS のアップデートが可能になってから 30 日後、端末にインストールを促すメッセージを表示​
2. アップデートが可能なったOSを強制的にインストール​
3. 指定した時間に、アップデートが可能なっているOSを強制的にインストール​
Windows Updateに関する下記制御が出来ます。​

1. Windows 端末を通常いつ使うかを知らせるアクティブ時間を設定​
2. 更新プログラムをインストールするタイミングを設定​
3. 機能更新プログラムの大型アップデートを行う延期日数を指定。指定可能な日数は0~365日です。​
4. 品質更新プログラムの更新を行う延期日数を指定できます。​
OSアップデート遅延機能対応バージョンOptimal Biz 動作環境に準じます。​​OSアップデート機能と同様​OSアップデート機能と同様
前提条件監視モード​
機能内容・OS公開日からアップデートを抑止する日数を管理者が設定します。​
・利用者の端末では管理者が指定した期間はアップデート無い表示が行われます。​
・指定可能な日数は1~90日です。​

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