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アクティベーションロックとは?法人スマホの紛失・盗難対策!
スマートフォンは、業務効率化や社内外のコミュニケーションを支える必須アイテム。でも、万が一の紛失や盗難で、重要なデータが外部に漏れてしまったら…?想像するだけでゾッとしますよね。
そんなリスクを減らすために、Appleが提供しているセキュリティ機能「アクティベーションロック」が注目されています。これ、実は法人スマホの管理にもかなり重宝されています。「アクティベーションロックってそもそも何?」「どうやって使うの?」
本記事では、その仕組みやメリット、さらに法人向けにどう活用すればいいのかを分かりやすくお届けします。これを読めば、あなたの会社のスマホも安心です!

目次
「アクティベーションロック」って何?法人スマホを守る仕組みとその使い方
アクティベーションロックは、Appleデバイスの「探す」機能と連動していて、Apple IDとパスワードがないと端末を初期化しても第三者が使えないようにする仕組みのことです。
この機能は、デバイスの位置情報を追跡できる「探す」を有効にすることで自動的にオンになり、第三者による不正利用を防ぐことができます。仕組みはシンプルですが、紛失や盗難による情報漏洩のリスクが大幅に減り、さらに、盗難に遭ったデバイスが転売されるリスクを効果的に防ぐこともできます。法人が所有するスマートフォンにとって、アクティベーションロックは信頼性の高いセキュリティ対策として非常に有効です。

アクティベーションロックを活用する前に!押さえておくべき注意点とは?
前の利用者が「iPhoneを探す」機能をONにしたまま、Apple IDとパスワードを解除せずに端末を譲渡すると、新しい利用者はその端末を使うことができません。
また、修理や廃棄の際も注意が必要です! アクティベーションロックが解除されていないと、Appleの正規店では修理を受け付けてもらえません。
廃棄時もロックがかかったままだと、端末内の情報の削除が適切に処理できない場合があります。
「せっかく端末を手にしたのに使えない…!」なんてことにならないように、事前にしっかりロック解除を確認 しておきましょう!
企業によっては、Apple IDやパスワードを管理しているケースもありますが、これには厳重な管理が求められます。管理が徹底されていないと、いざという時にロックを解除できず、業務が滞るだけでなく、万が一パスワードが第三者に漏れると不正利用されてしまうリスクがあります。せっかくの強力なセキュリティ機能も、管理体制が甘いと逆効果になります。Apple IDやパスワードの適切な管理を徹底し、セキュリティを最大限に活用することが重要です。
アクティベーションロックの解除方法
アクティベーションロックの解除には、デバイス上で行う方法とリモートで行う方法があります。それぞれの手順を紹介します。
デバイス上での解除
デバイス本体が手元にある場合は、次の手順で解除できます。
- 「設定」アプリを開く
- 画面上部に表示されるApple ID(ユーザー名)をタップ
- 「探す」→「iPhoneを探す」を選択
- 「iPhoneを探す」をオフにする際、Apple IDとパスワードを入力します。
iCloudを利用したリモート解除
デバイスが手元にない場合でも、Apple IDに紐づくiCloudを利用してリモートでロックを解除できます。
- ブラウザでAppleのiCloudサイトにアクセス
- Apple IDでログインし、「すべてのデバイス」を選択
- 解除したいデバイスを選び、「デバイスを削除」または「アカウントから削除」を実行
解除手順を正しく実行することで、デバイスの再利用や譲渡がスムーズに行えます。セキュリティを強化しながら運用を効率化するためには、アクティベーションロックの最新の機能や設定管理のポイントを理解することが重要です。
法人向けアクティベーションロックの運用ポイント
アクティベーションロックを最大限に活用するには、Apple IDとパスワードの適切な管理が欠かせません。個人任せにせず、社内で一元管理する仕組みを整え、不正利用を未然に防ぐことがとても大切です。
また、紛失時にスムーズに対応できるよう、「探す」機能が正しく設定され、有効化されているかを定期的にチェックすることも重要です。
管理する端末が多い場合、法人向けMDMを導入すればより安心です。
さらに、Appleはアクティベーションロックを含むセキュリティ機能を継続的にアップデートしており、最新のiOSではより直感的な管理が可能になっています。新しいセキュリティ機能を活用することで、法人スマホの安全性をさらに強化できるため、定期的なアップデートを習慣にすることが理想的です。
MDMでアクティベーションロック回避可能!
実は、MDM(モバイルデバイス管理)を活用すれば、アクティベーションロックを回避する方法があります。企業で多くのiPhoneを管理していると、退職者の端末を次の利用者へ貸与するケースがあります。
しかし、もしその端末にアクティベーションロックがかかったままだったらどうでしょう?Apple IDを企業側で管理していない場合、ロック解除ができず、新しい利用者が使えなくなってしまいます。そこで、MDMを導入することで、Apple IDに依存せずにデバイスを一元管理し、アクティベーションロックを無効化したり、管理者側でロックを解除することが可能になります。
特に、Appleの「Apple Business Manager」とMDMを組み合わせることで、アクティベーションロックが不要な運用を実現しつつ、紛失・盗難時のリモートロックやワイプ(初期化)などのセキュリティ対策も適用できます。
「アクティベーションロックは便利だけど、運用が大変…」という企業は、MDMの導入を検討するのも一つの選択肢です!
↓MDMについて詳しくはこちら
MDMとは?意味や必要性や機能、デバイス管理のポイントなど分かりやすく解説
↓Apple Business Managerについて詳しくはこちら
Optimal BizはApple Business Manager(ABM)と連携して導入がお奨めです!
まとめ
アクティベーションロックは、法人におけるスマートフォンセキュリティを強化するための重要なツールです。適切に運用することで、情報漏洩リスクを大幅に低減し、業務に安心して集中できる環境を整えることができます。企業の情報資産を守るために、この機能の活用をぜひ検討してみてください。
サンテレコムジャパンのBPOサービス「まるモバ」では、こうしたセキュリティの設定作業を含め、デバイス管理に関する業務全般を専門スタッフが代行します。端末の申し込みやキッティング、問い合わせ対応、不要端末の廃棄処理といった運用業務を一括してサポートします。法人携帯管理の効率化と品質向上をお考えの際は、当社までお気軽にお問い合わせください!
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