IP無線アプリとは？通常の無線機との違い、機能や特徴を解説！

IP無線アプリとは​

IP無線アプリは携帯電話事業者のネットワークと、スマートフォンを利用した無線アプリケーションサービスです。
本物の業務用無線機とは異なり無線専用機の購入、免許の取得や申請も不要です。
アプリによっては音声通信の他、録音・文字起こし機能が使え、普段の業務用アプリケーションも同じスマートフォンで持ち歩けるため機材集約、コスト削減が可能です。

無線機（トランシーバー）の特徴

一人が話した内容が、チャンネルを共有している周辺の人たちとリアルタイムで共有できるのが最大の特徴で、店舗やイベント会場、工事現場等では無くてはならないコミュニケーションツールです。

主な無線機の種類と特徴​

・特定小電力無線機​

　一般的に低出力で動作し、短距離通信を行います。このような無線機は、小型で手軽に持ち運びや設置ができ、様々な用途に利用されます。​レストランやイベントスタッフ、警備員、スキー場のスタッフなどが装着しているいわゆる「インカム」もこのタイプです。​

・業務用簡易無線​

　特小無線機と比べてより通信範囲が広い業務用無線機です。​ただし、買ってきても直ぐに使える物ではなく、免許が必要な「免許局」や登録申請をすれば使える「登録局」があります。​

・一般業務用無線​

　一定の電波利用条件を満たせば指定波無線局の開設が認められる専用業務無線のことで、簡易無線局の欠点である、同一チャンネルを多くの利用者が共用することで​生じる混信不通を極力避けて通信できます。​ただし、総務省所轄総合通信局に対して無線局の開設要望手続きを行い、内容審査で認可を得る必要があり、さらに無線通信実施者には無線従事者資格​（陸上特殊無線技師３級以上）が必要となります。​

・IP無線​

　携帯電話通信網やWi-Fi接続によりインターネットに接続して通信する次世代の無線機です。遠隔地からの通信や柔軟性の高い通信システムの構築が可能です。圧倒的に広い通信エリアを実現する一方で、携帯電話事業者の通信障害や輻輳、停電といった外的要因の影響を受ける側面があります。​

無線機（トランシーバー）と比較！IP無線アプリならこれが出来る​

IP無線アプリは携帯電話と同様の通信方式のため混信は起こりません

特定省電力無線、簡易無線、一般業務用無線は他の人の会話が聞こえてきたり、自分の会話も他人に聞かれる​ことがありますが、IP無線アプリは携帯電話の暗号化技術を使うため混信が起こりません。

IP無線アプリは携帯電話のエリア内なら全国で通信できます​

特定省電力無線、簡易無線、一般業務用無線は通信範囲が限定的（数百メートル〜数キロメートル）​ですが、IP無線アプリは携帯電話のエリア内なら全国で通信できます​。

IP無線アプリはプラットホームがスマートフォン

無線専用機は基本的には通話や簡単なテキストしかやり取りできません。IP無線アプリはプラットホームがスマートフォンなので、従来はバラバラだった「無線専用機」「電話機」「業務用アプリケーション」の1台集約が可能です。

IP無線アプリはスマートフォンのアクセサリーが使えます

無線専用機はイヤホンやマイクを使いたい場合は専用品を使う必要がありましたが、IP無線アプリなら使い慣れたイヤホンやBluetooth機器が使えます。無線メーカーが発売しているアクセサリーなら、PTTスイッチが搭載されている物もあります。

IP無線アプリの導入事例

当社取扱い無線アプリのご紹介

Buddycom

WAVE PTX

まとめ

いかがでしたか？今回は、無線機の機能や利便性はそのままに、スマートフォンにインストールして、携帯電話の通信エリアで利用できる「IP無線アプリ」をご紹介しました。通常の無線機（トランシーバー）での混信や通信距離・通信エリア、通常の無線機と法人スマホの2台持ちでお悩みの企業様に大変おすすめしております。
ぜひ試してみたいという方はアプリのトライアル利用も対応しておりますので、お気軽にご連絡ください！