ついに日本語版登場!Apple Intelligenceで仕事が捗る最新のAI活用術!

昨年Appleが発表し、大きな話題となった生成AI機能「Apple Intelligence」。待望の日本語版が、2025年4月ついに登場しました!今までのSiriとはひと味違い、文章や画像の作成を手伝ってくれるなど、日々の仕事がグッと楽になる便利機能が満載です。

今回はそんなApple Intelligenceをビジネスシーンで活用する方法を、注意点もあわせて分かりやすく解説します。ぜひ最後までチェックしてくださいね!

ついに日本語版登場!Apple Intelligenceで仕事が捗る最新のAI活用術!

Apple Intelligenceって何?

「Apple Intelligence」とは、Appleが2024年にリリースした生成AI機能です。iPhoneやMacがさらに賢く進化し、日々の業務をよりスムーズかつ快適にサポートしてくれます。

その一番の特徴は、プライバシーへの徹底的な配慮にあります。
データの処理がスマホやPCなどデバイス内だけで完結するため、外部への情報漏洩リスクを最小限に抑えることができ、仕事でも安心して使えます。

対応機種は、iPhone 15 Pro/Pro Max以降、iPadやMacはM1チップ搭載モデル以降です。限られてはいますが、仕事を効率よく進めたい企業には検討する価値アリです。

ついに日本語版登場!Apple Intelligenceで仕事が捗る最新のAI活用術!

このコラムを読んでいる方の中には、営業職や情報システム(情シス)担当の方も多いのではないでしょうか。
「AIって、実際どこまで役に立つの?」「情報管理は大丈夫?」そんな疑問を感じている方こそ、Apple Intelligenceがどんな特徴を持っているのか、知っておいて損はありません。

Apple Intelligenceでこんなことができる!

Apple Intelligenceには、日々の業務をスムーズにしてくれる便利な機能がたくさん搭載されています。
文章作成や資料づくり、情報整理、ちょっとした検索まで──実務で「ちょっと面倒だな」と感じる作業を、AIがさりげなく助けてくれるようになりました。

では実際に、どんな機能があり、ビジネスの現場でどう役立つのか、具体的な使い方を見ていきましょう。

ついに日本語版登場!Apple Intelligenceで仕事が捗る最新のAI活用術!

メールや資料の文章作成を自動化

ついに日本語版登場!Apple Intelligenceで仕事が捗る最新のAI活用術!
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「作文ツール(Writing Tools)」は、メールやメモの中でAIが自動的に文章の下書きを生成してくれる便利な機能です。
「どんなふうに書き出せばいいんだろう」「言葉が浮かばない…」と悩んでしまうメール作成も、AIにざっくりと要点だけ伝えればOK。あとはAIが自然で丁寧な文面に整えてくれます。

たとえば、「会議のお礼を一言入れて資料送付のメールを書きたい」「納期変更のお願いを失礼のない形で伝えたい」といった場面でも、AIがその状況に合ったトーンで書き出しから本文まで提案してくれるので、文章を“ゼロから考える”必要がなくなります。

「書き直し(Rewrite)」機能を使えば、AIが文調や構成を自動で調整してくれます。すでに書いた文章に対して、「もう少しカジュアルに」「少し丁寧に」「要点だけでスッキリと」といったニュアンスを指定するだけで、AIが文章を上手く調整してくれます。

社内向けにはフランクなトーンで、社外向けにはきちんとした表現で──そんな切り替えが求められる場面、意外と多くありませんか?メールやチャット、ちょっとした資料の説明文など、その都度トーンに悩んで手が止まる…ということも、この機能があれば解消できます。

また、丁寧すぎて回りくどくなってしまった文章を、要点だけにまとめて簡潔に整えてくれるのも大きな魅力。時間がないときや、複数の相手に似た内容を送るときなど、活躍の場は多そうです。

ドキュメントや会議内容を素早く要約

「Summarize」機能は、ファイルなどの内容をAIが自動でかんたんに要約してくれるもの。長文のメールや共有ドキュメント、PDFファイルなどをすべて細かく読む必要はなく、AIが要点を自動で抽出してくれるので、内容把握のスピードが格段に上がります。

営業担当が商談後に残した簡単なメモから、AIがフォローアップメールの本文を組み立ててくれたり、報告資料として上司に共有するための要点だけをきれいにまとめてくれたり、というような使い方ができるようになります。

会議の議事録作成にも対応しており、録音した音声データをもとに文字起こしを行い、さらにその内容を整理・要約。結論や次のアクションを明確にしたレイアウトに整えてくれるため、従来の“議事録作成担当”の負担を大きく軽減できます。

一言でいえば、「全部読む」から「要点だけ確認する」スタイルへの転換を後押ししてくれる存在。情報量が多すぎる今のビジネス環境において、業務スピードと精度の両立をサポートしてくれる強力な味方です。

日々のファイルや音声データにとどまらず、今まさに開いているWebページの内容まで、Apple Intelligenceならその場でスマートに要約できます。
調べものの途中や、長文記事の確認前に“ざっくり把握したい”というシーンでも大活躍。使い方もとてもシンプルです。

ついに日本語版登場!Apple Intelligenceで仕事が捗る最新のAI活用術!
ついに日本語版登場!Apple Intelligenceで仕事が捗る最新のAI活用術!
  1. Safariアプリを起動し、要約したいWebページを開きます。
  2. 画面左上またはアドレスバー横の「ページ表示オプション(AAマークなど)」をタップし、「リーダー表示」を選択します。
  3. リーダー表示になったら、画面上部にある「要約」アイコン(もしくはボタン)をタップすると、ページの内容が要約されます。
  4. 元の表示に戻したいときは、同じ手順で「リーダー表示を終了」を選びましょう。

さらに、作文機能を使えば、Webページの内容を自分用にアレンジして要約することも可能です。より柔軟に情報整理したい場合に便利です。

画像も絵文字も、ひとこと入力するだけ

さらに注目したいのが、画像生成機能の「Image Playground」です。

営業用の提案資料に載せるグラフィックや、社内向けのマニュアルに使うイラスト、企画会議用のアイデア図解──これまでならネットから無料素材を漁るか、Illustratorなどのツールを使って自作するしかなかったビジュアル素材が、今ではAIにひとこと伝えるだけで作れるようになりました。

「オフィスで働く人のイラスト」「会議中のやり取りをイメージした図」「ビジネスカジュアルな服装の人物」など、ざっくりした指示でも、用途にマッチした画像を即座に出力してくれます。提案資料やチラシ、研修スライドの見た目がぐっと良くなるのに、準備にかかる時間は大幅に短縮。

さらに、オリジナル絵文字(Genmoji)も生成できるので、社内チャットでのリアクションや、SNS投稿のワンポイントに加えれば、堅くなりがちなコミュニケーションにちょっとした“遊び”や親しみやすさを演出できます。

デザインに自信がない人でも、クオリティの高いビジュアルを誰でも簡単に作れる時代。忙しい中で「とりあえず伝わればいいや」と思っていた資料づくりも、Apple Intelligenceがいれば“ちゃんと伝わって、ちゃんと見た目も良い”ものへとアップデートできそうです。

賢くなったSiriで、探し物が超スムーズに

Siriも、Apple Intelligenceによって大幅にパワーアップしています。

たとえば「昨日送られてきたあのPDF見せて」「〇〇さんのメール、どこにあったっけ?」といった、ちょっと曖昧な指示でも、文脈を理解してちゃんと目的のファイルやメールを見つけてくれるようになりました。

これまでのSiriは、「正確なキーワードを言わないと反応してくれない」「思ったように動いてくれない」と感じていた人も多いのではないでしょうか?しかし今回のアップデートでは、Siriがこちらの意図をしっかり汲み取ってくれるので、まるで人と話しているような自然さがあります。

業務中のちょっとしたファイル検索やメール確認も、声をかけるだけで完結できる──そんな未来が、もうすぐそこに来ています。

ビジネスに嬉しい3つのメリット

Apple Intelligenceの魅力は、単なる「便利なAI」にとどまりません。企業での導入を考える上で特に注目したいのが、セキュリティ・業務効率・Apple製品の連携性という3つのポイントです。

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安心して使えるセキュリティ設計

まず1つ目は、安心して使えるセキュリティ設計。Appleが長年こだわってきたプライバシー保護はApple Intelligenceにもきちんと反映されています。AIによる処理のほとんどは端末内で完結し、外部サーバーにデータが送信される場合でも、「Private Cloud Compute」と呼ばれるApple独自の仕組みを通して行処理が行われます。

これは、データを匿名化し、暗号化したうえでAppleのサーバーに送信し、利用後は完全に削除されるというものです。これにより、データが外部に漏れるリスクを最小限に抑えられるため、業務上の機密情報も安心して扱えます。

業務全体の生産性向上

続いて2つ目のメリットが、業務全体の生産性向上。先ほどご紹介した文章生成や要約だけでなく、Apple IntelligenceではOpenAIのChatGPTと連携することで、さらに高度な知識や表現力も活用できます。
Siriや作文ツールの中にChatGPTが組み込まれており、ツールを切り替えることなく、より専門的なアドバイスや提案をその場で受け取ることができます。たとえば、「この報告書の改善点を提案して」「この画像に合うキャッチコピーを考えて」といった要望にもスムーズに対応してくれます。

ChatGPTを使うタイミングはユーザー側で調整可能です。また、ユーザーが許可しないかぎり、情報が外部に共有される心配もありません。アカウントの作成は不要で、有料プランのユーザーは、自分のアカウントでログインすればサブスク機能もそのまま使えます。

Apple製品同士の高い連携力

そして3つ目は、Apple製品同士の高い連携力。iPhoneで作成したメモをMacで仕上げたり、iPadで進めていた作業をSiriを通じて再開したりと、複数デバイスをまたいだ操作がとてもスムーズです。さらに、どの端末からでもApple IntelligenceとChatGPTを活用できるため、場所や使うデバイスを問わず、同じレベルのサポートが受けられます。リモートワークや出張先でも、これまで以上に快適に仕事が進められるはずです。

導入前に知っておきたい注意点と準備

ついに日本語版登場!Apple Intelligenceで仕事が捗る最新のAI活用術!

Apple Intelligenceは非常に便利で、多くの業務をサポートしてくれる心強い存在ですが、導入にあたってはいくつか事前に確認しておきたいポイントがあります。

まずは「対応機種」をチェック

まず最初に、使用できる端末が限られているという点です。Apple Intelligenceが利用できるのは、iPhone 15 Pro以降や、Mシリーズチップを搭載したiPad・Macなどに限られます。
すでに業務でiPhoneを使っている企業も多いと思いますが、古い端末のままでは使えない可能性があるため、自社で運用中の機種が対応しているかをチェックするのが最初のステップです。もし非対応であれば、これを機に業務用スマホの見直しや機種変更を検討する良いタイミングかもしれません。

AI活用の範囲とルールを事前に整理

次に大切なのが、AIの活用範囲を明確にしておくこと。Apple Intelligenceは情報の要約や自動返信など、非常に多機能ですが、どこまでをAIに任せるのかは企業ごとに判断が分かれるところです。
「社内向け資料ならAIに任せてもいいけど、顧客へのメールは必ず人の目を通す」といったガイドラインを設けることで、混乱を防ぎながらスムーズに活用できます。

情報漏洩を防ぐ仕組みづくりの構築

加えて、個人情報の取り扱いへの配慮も必須です。どんなにAIが便利でも、社員が不用意に機密情報を入力してしまえば、リスクはゼロではありません。
導入時には、AIの使い方や情報管理に関する社内研修を行ったり、MDM(モバイルデバイス管理)などの仕組みを整備して、端末を安全に運用できる体制を整えておくと安心です。

バッテリー消費や動作の重さにも注意

また、Apple Intelligenceは高度な処理をデバイス上で行うため、使い方によってはバッテリーの消耗や端末への負荷が大きくなることがあります。特に、音声認識や画像生成といった機能を頻繁に使う場合には、消費電力や処理能力への影響が顕著に出やすくなります。
こうした特性を踏まえて、長時間の業務利用を前提とする場合には、あらかじめ使用する機能の優先度を整理したり、処理負荷の高い作業はデスク環境など電源確保がしやすい場所で行うなど、運用の工夫を取り入れることが効果的です。

しっかりとした準備とルール設計を行うことで、Apple Intelligenceは企業にとって生産性向上の有効な手段となります。導入前にあらかじめ整えておくべきポイントをおさえることで、「導入してよかった」と実感できる運用につながります!

「まるモバ」が導入をラクにサポート!

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ついに日本語版登場!Apple Intelligenceで仕事が捗る最新のAI活用術!

Apple Intelligenceなどの生成AIを業務に取り入れてみたい──そう思っても、「端末の初期設定や管理が大変そう」「既存の機種からの移行が面倒そう」と感じている担当者は少なくありません。とくにIT部門の人手が限られている企業では、現場への展開をスムーズに進めるのがハードルになるケースもあります。

そんなときに頼りになるのが、法人スマホの運用をまるごと代行するBPOサービス「まるモバ」です。

「まるモバ」なら、新しい端末のキッティングやデータ移行、MDMの設定はもちろん、社員への使い方ガイドの提供まで一括で対応可能。さらに、不要になった端末の保管・再配布、廃棄管理といったアフター対応まで含まれているため、「導入して終わり」ではなく、その後の運用も安心です。

社内の担当者だけで一から手配・管理するよりも、圧倒的にラクで、スピーディ。Apple Intelligenceのような先進的な機能をすぐに使いこなしたい企業にとって、「まるモバ」は、現場での活用を一歩先に進めたいときに頼れる選択肢です。

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まとめ

Apple Intelligenceは、忙しい日常業務を力強くサポートしてくれる、まさに“新時代の相棒”のような存在です。うまく取り入れれば、作業の手間が減るだけでなく、仕事のスピードやクオリティまでしっかり底上げしてくれます。

とはいえ、導入に向けた準備や運用管理には、多少の負担がかかるのも事実。ご利用中の端末が古い場合は、これを機に最新モデルへの買い替えを検討するのも一つの選択肢です。
Apple Intelligenceをフル活用するには、対応端末であるiPhone 16eがおすすめ。性能・処理速度・セキュリティの面でも法人利用に適しており、生成AI時代の業務にぴったりの1台です。下記の解説動画も、ぜひ参考にしてみてください。

また、「社用スマホの設定や運用まで手が回らない」「セキュリティ体制に不安がある」といったお悩みがある企業様には、外部の支援を上手に取り入れることも一つの選択肢です。

サンテレコムジャパンの「まるモバ」なら、初期設定やキッティング、MDM対応から運用後の端末管理まで、社内対応だけではカバーしきれない業務も一括でサポートします。Apple Intelligenceのような先進機能を安心・安全に取り入れるための環境づくりに、ぜひお役立てください。

「ちょっと聞いてみたい」だけでも大歓迎ですので、どうぞお気軽にご相談ください!

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