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法人携帯の管理をBPOで効率化!「まるモバ」の特徴や導入のポイントを紹介
業務用端末の管理でこんな悩みありませんか?「設定ミスが多発」「問い合わせ対応に時間を取られる」「端末管理に手間がかかりすぎる」――これらをすべて解決するのがサンテレコムジャパンオリジナルBPOサービス「まるモバ」です。
本記事では、まるモバの特徴や導入メリット、実際の成功事例をもとに、端末の運用課題をどのように解決できるかを詳しくご紹介します。業務効率化やDX推進を目指す担当者、必見です。

目次
法人携帯の管理業務をまるごと代行するのが、サンテレコムジャパンのオリジナルサービス、まるごとモバイル業務支援サービス「まるモバ」です。企業が利用するスマートフォンやタブレットの設定、管理、問い合わせ対応、保管など、面倒で時間のかかる業務をまとめて引き受ける、顧客の声から生まれたBPOサービスです。
端末管理をアウトソーシングすることで、どのようなメリットがあるのか、どんな企業が導入しているのか……。まるモバの詳細をご紹介する前に、まずは近年注目されている「BPOサービスとは何か?」から、ざっくり解説します。
法人携帯の管理を外部委託?BPOが今注目される理由
最近よく耳にする「BPO」という言葉をご存知でしょうか。
BPOとは「ビジネス・プロセス・アウトソーシング」の略称で、企業が自社の業務の一部を外部の専門業者に委託するサービスのことです。
経理や人事などでは昔から一般的ですが、最近ではIT分野やスマートフォン・タブレットなどの端末管理でも注目されています。
特にリモートワークやDXが進む現代では、社内の人手不足や業務の専門性が高まることから、業務が円滑に進まないケースが増えてきました。そのため、大企業だけでなく中小企業でも業務効率化や生産性向上を目的として、BPOへの関心が高まっています。
弊社のご提供するオリジナルサービスのまるモバも、スマートフォン・タブレットなどの端末管理にお悩みを抱えているお客様のご依頼から生まれたBPOサービスです。
BPOのことをもっと詳しく知りたい方は別途掲載している解説コラムをご確認ください。
「端末管理を任せたい!」お客様からのご依頼で始まった、まるモバ
サンテレコムジャパンは携帯電話の法人営業を生業とし、元々は携帯電話の販売活動や関連する手続きが主な業務で、BPOサービスはお客様の声を受けてあとから誕生しました。
今では当社のBPOサービスはスマートフォン販売と切っても切り離せないものとなっており、BPOサービスのみ導入したいというご要望をいただくことも増えています。
サービス化するきっかけとなったお客様から最初に相談があったのは、6年ほど前のことです。ご相談内容は「端末の保管を含む管理をしてほしい」というものでした。
ご相談いただいたお客様には普段から法人スマートフォンをご購入いただいており、ご相談いただいた時点で約2,000台ほどのスマートフォンをご利用中でした。普段の端末手配・キッティング作業は個別依頼で対応し、MDMツールの操作代行についても営業担当が行っていましたが、お客様からご希望のあった「端末の保管・管理業務」については、それまで対応したことがありませんでした。
しかし、お客様の強いご希望を受け、これまで対応してきた「端末の手配、キッティング、MDMツールの運用」とあわせ、これらをパッケージ化したBPOサービス「まるモバ(まるごとモバイル業務支援サービス)」としてサービス提供しました。
このお客様はサービス内容拡充(委託業務の追加など)を経て、今でも法人スマホの運用をまるごとお任せいただいております。
では、お客様はなぜ、端末の保管や管理を自社でやらずに、外部業者に委託したかったのでしょうか。それは端末管理が重要になった背景と、時代の変化によって変わってきた管理業務を行う担当者のお悩みにありました。
法人スマホの管理担当者によくあるお悩みとは?

年々、法人用のスマホやタブレットってどんどん増えていませんか?特にリモートワークが広がったことで、管理する端末の数も一気に増え、管理業務は複雑になるばかり。
「端末が多すぎて管理が追いつかない」「設定ミスや問い合わせ対応に追われて、本来やりたい仕事が進まない」なんて悩みもよく耳にします。
さらに、DX化が企業の中で進んでいることで、IT部門は新しいシステムの導入や運用など、もっと専門的で難しい仕事を求められるようになりました。端末の管理にばかり時間を取られてしまって、本当に重要な仕事に集中できない……という声も結構多いんです。
実際に法人スマートフォンやタブレットを管理している担当者の方々から、特によく聞くお悩みを3つご紹介します。
台数が多すぎて手が回らない
最近、リモートワークが増えてスマホやタブレットの台数が急激に増えていませんか?台数が数百台を超えると、どこにどの端末があるのか分からなくなったり、契約の更新忘れなどのトラブルも増えてしまいます。
また、端末の数が増えれば増えるほど管理台帳の更新や棚卸作業も煩雑になり、管理部門は大きな負担を抱えることになります。端末が紛失してもなかなか気づけなかったり、契約内容の見直しができなくて通信費が無駄にかかってしまったりすることもありますよね。
設定や問い合わせ対応に追われて、本来の仕事が進まない
新入社員や部署の異動があるたびに端末の設定作業や問い合わせが次々と出てきます。これが頻繁にあると、本来やるべき重要な仕事が後回しになってしまいがちです。設定を間違えると社員が業務に入れず、トラブル対応にさらに時間を取られます。
また、「パスワードを忘れた」「端末が動かない」といった問い合わせが日常的に来るため、担当者はその対応だけでも一日が終わってしまう……ということも少なくありません。
専門知識がなく、管理が安定しない
「端末の管理を任されたけど、専門知識がないから大変……」という方も多くいらっしゃいます。MDMツールの操作や端末設定には専門的な知識が必要で、社内で十分に対応できず、結局トラブルが絶えない……なんてこともよくあります。
端末のOSが更新されるたびに設定方法が変わってしまい、その都度勉強し直す必要も出てきます。これでは管理業務がいつまでたっても安定せず、ミスが起きる可能性も高くなってしまいますよね。
法人携帯の管理業務は、単純に台数が増えただけでなく、端末の複雑化や運用の変化によって担当者の負担が非常に大きくなっています。その結果、自社内だけで管理しきれず、管理業務を外部の専門業者に任せる企業が増えています。
法人スマホ管理の負担が増えたのはなぜ?運用と契約の変化を解説!
ではなぜこのようなお悩みが増えたのでしょうか。それは企業の法人スマートフォンの運用方法が変化したこと、通信事業者が提供する端末契約方法が変化したことにありました。
企業の法人スマートフォンの運用方法の変化
退職や配置転換などの理由で、社員に貸与している法人スマートフォンが不要になった場合、端末は管理部門に返却されます。
ひと昔前は、返却された端末の電話番号は解約し、また新たに別の社員に貸与する際に新たに新品の端末を契約する運用が一般的でした。これは、携帯電話の解約時に発生する費用が数千円~1万円弱と比較的安価だったのと、携帯電話自体を新たに契約・購入する際の本体代金が安価であったことから『不要なものは解約、新たに必要になったら契約をする』シンプルな運用が主流だったといえます。
現在は、端末販売では割賦販売方式が普及しており、解約時は割賦残金の清算が必要です。また、料金プランも企業向けの特別契約をしていると違約金が2万円~3万円と高額になります。
解約をすると高額な費用が発生するため、管理部門に返却された端末は契約を維持して一時保管し、新しい入社者などで必要になった時に再度貸与する、所謂『使いまわし』の運用が増えてきました。新品のスマートフォンの端末価格の高騰していることも企業側が『使いまわし』の運用を後押しする要因になっています。
通信事業者が提供する端末契約方法の変化
法人向けスマートフォンの提供形態は本体買取の方式があり、支払方法は一括払いと割賦支払い(分割払い)を選択できます。この場合、端末はユーザー企業が買い取っていますので、解約や機種の買い替えなどで利用しなくなった機器の所有権はユーザー企業にあり、通信事業者への返却は必要ありません。
しかし、10年ほど前からも新たな提供形態があらわれました。「レンタル」です。レンタル方式は端末保証(故障した時に代品と無料で交換できるなど)の特典がバンドルされ、解約する際の違約金もシンプルな内容であることから、企業側のIT機器に対する「所有から利用へ」の志向の変化にマッチして急速に広がっています。
レンタル方式は、解約や機種の買い替え、故障交換などで不要になった端末は通信事業者への返却が必要で、未返却の場合は高額な違約金が発生するのが一般的です。
法人スマホの管理、自社でやるのはもう限界?外部委託が選ばれる理由
法人スマートフォンを取り巻く環境が変わったことで、企業側ではこれまで以上に端末の管理業務が複雑になりました。具体的には、保管している端末の状況を正確に把握したり、追加の需要に応じて社内で適切に割り当てたり、通信事業者への返却漏れを防止したりするなど、新たな課題への対応が求められています。
こうした新たな課題に対応するためには、明確な運用ルールを定め、具体的な業務フローを構築する必要があります。
運用を構築する際のポイントとしては、以下のような項目が考えられます。
運用構築の際のポイント
- 保管場所の確保
- 保管端末の契約状態把握
- 電話番号、シリアル番号、製造番号
- 通信回線はサービス中か、解約済みか、購入方法は買取なのか、レンタルなのか、レンタルの場合の返却期限は?
- 端末のデータ消去はされているか、MDM(MobileDeviceManagementツール)の登録状態はどうなっているか。
- 保管端末を使いまわす場合の端末メンテナンス(故障チェック、充電ケーブル等 端末以外の周辺機器の欠損のチェックと補充)
- 保管端末を使いまわす場合のキッティング作業
- 返却履歴(返却日やその後の処理内容等)の記録
- 別の利用者へ再配布の履歴の記録
- 管理責任者の選任、管理業務の実務担当者の育成
- 業務フローの構築と定期的なメンテナンス
このような運用構築をお客様社内で行うのは相当労力が必要なことです。例え頑張って運用を構築しても、担当部署や実務担当者の変更があるたびに業務の質が落ちてしまい、結局うまく機能しないといった苦労話もよく聞きます。
そこで、販売店や通信事業者などの外部の業者に端末の保管・管理を委託することで、自社の人員や場所などのリソースを使わず、安定した運用体制を早期に整える企業が増えています。
こうした事情から、弊社にご相談くださったお客様のようなお悩みを抱えている企業が増え、端末管理業務を外部の専門会社に委託する「BPOサービス」が注目されるようになりました。
他社と違う!「まるモバ」の強みと特徴
企業での法人スマートフォンの運用業務におけるBPO需要が高まっている背景に「端末管理」という煩雑な業務があり、サンテレコムジャパンのBPO「まるモバ」もお客様の「端末管理」におけるお悩みを解決するために生まれたサービスであることがお分かりいただけたと思います。
「まるモバ」は現在、端末の保管や管理に関する課題を解決するだけでなく、さらに充実したサービスを提供しています。
携帯電話のBPOサービスを提供する会社は多数ありますが、サンテレコムジャパンの「まるモバ」は他社サービスと比較してどのような強みがあるのか。サービスの特徴や強みをご説明します。
端末管理のすべてをワンストップで提供

一般的なBPOサービスがキッティングや問い合わせ対応に限定される中、「まるモバ」では、端末の申し込みから設定、納品、端末保管、廃棄処理まで、あらゆるプロセスを一貫して対応。これにより、複数の業者に依頼する煩雑さを解消します。
高度な専門知識を持つMDM専任チーム
MDM(モバイルデバイス管理)の専門家が多数在籍し、導入前の環境構築から運用改善提案も対応しています。MDMの設定担当者と実際のキッティング作業者が連携しており、設定ミスや運用ミスを未然に防ぎます。
納品後の設定や配信するアプリを追加、変更したいなど、MDM管理画面の操作が必要になる場面でも、きめ細かくサポートします。
カスタマイズ性の高さ


一部の業務を依頼する「部分的なアウトソーシング」から、すべてを任せる「フルサポート」まで、柔軟に対応。
例えば、「端末の申込手続きは他社で行い、MDM管理、キッティング、納品、端末の保管だけお願いしたい」といったご要望にも対応可能です。他社では選べない細かなニーズにも応えられるのが強みです。
24時間365日の安心サポート
端末の紛失・盗難などの緊急時のトラブルに即座に対応する24時間365日の電話対応オプションを提供。夜間・休日でもお電話いただければMDMで端末をロック、データを削除します。
他社のサポート受付時間に制限がある中「まるモバ」は、どんな時でも頼れる体制を整えています。
全国対応の幅広いサービス網
地方拠点を持つ企業や、リモートワークを活用する企業に最適な、全国対応のサービス。他社が対応しきれないエリアや状況でも、柔軟にサポートを提供します。
「まるモバ」は、単なる端末管理の代行にとどまらず、企業全体の効率化と安心を支える包括的なサービスです。これらの特徴により、多くの企業から信頼され、選ばれ続けています。
さらに、「まるモバ」は1台あたり月額300円から利用可能という非常にリーズナブルな価格設定により、コスト面でも大きなメリットがあります。コストパフォーマンスを重視する企業にも選ばれており、この低価格ながら充実したサービス内容は、多くの企業が抱える端末管理の悩みを解消する大きな助けとなっています。
「まるモバ」で業務はどう改善された?導入事例のご紹介
ここでは実際の導入事例をもとに「まるモバ」の効果を詳しくご紹介します。
導入事例①:大規模端末管理での設定品質向上

業種: 機械加工品事業、電子機器事業、自動車部品/産業機械/住宅機器事業
利用デバイス数: 約3,500台
課題
- 社内の管理部門でMDMのプロファイルインストールを一台ずつ手動で行っていたため、設定漏れが発生し、業務用スマホの設定品質を一定に保つことが難しかった。
- 業務用端末導入時に通信キャリア提供のMDMを契約したものの、自社に環境構築のノウハウがなく、有効に活用できていなかった。さらにキャリアのサポートも不十分だった。
解決策
- サンテレコムジャパンにキッティングを委託し、専門知識を持つスタッフがMDMツールを活用して自動インストールを実施。設定漏れが解消され、短期間で確実に社内配布ができるようになった。
- サンテレコムジャパンにはMDMツールのスペシャリストが多数在籍しており、環境構築から個別要件に応じたキッティング作業まで対応可能。技術的な問い合わせにも迅速かつ的確にサポートを提供した。
導入事例②:エネルギー事業での管理効率改善

業種: エネルギー卸/小売、エネルギーソリューション
利用デバイス数: 約1,500台
課題
- 業務端末の依頼・問い合わせ窓口が「通信キャリア」と「代理店」の2つに分かれており、業務効率が低下。業者間の情報伝達にも支障が生じていた。
- 管理部門が社内の業務端末に関する問い合わせ対応を行っていたが、専門知識が必要なケースではレスポンスが遅れていた。問い合わせ件数の増加により他業務にも支障が出る。
解決策
- 端末手配から導入後のアフターフォローまで、サンテレコムジャパンに窓口を一本化。進捗確認もスムーズになり、業務効率を実現。
- 各社員がサンテレコムジャパンの問い合わせ窓口へ直接連絡することで、管理部門の負担が軽減。社員の問題も迅速に解決され、業務が円滑に進むようになった。
今回ご紹介した以外にも、まだまだ多くの企業様に「まるモバ」をご活用いただいています。
「他の企業ではどんな課題を解決しているのか?」「自社と似たような事例はあるか?」など、気になる方はぜひ導入事例ページをチェックしてみてください。
まとめ
DX推進により1企業あたりのスマートデバイスの導入台数は増加の一途を辿っており、端末管理はより複雑かつ負担の大きい業務になっています。設定ミスや問い合わせ対応、端末の保管・運用など、多くの課題を抱える企業も少なくありません。
こうした課題を解決するために生まれたのが、サンテレコムジャパンのBPOサービス 「まるモバ」 です。端末の手配・キッティングからMDM運用、問い合わせ対応、保管・廃棄まで、すべての業務をワンストップで代行し、企業のIT部門の負担を大幅に軽減します。
専門知識を持つ専任チームによるサポートや、24時間365日の対応体制、全国どこでも対応できる柔軟なサポート体制など、他社にはない強みを活かし、導入企業の業務効率化を支援し、高い評価を得ています。
端末管理の最適化を図りたい企業様は、ぜひ「まるモバ」の導入をご検討ください!サービスに関するご相談やお見積りは無料で承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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